(過去の記事)
Take me home, country road.
この歌詞に出てくるWest Virginiaという場所。
アメリカの東部に位置する州のひとつです。
秋になると、アメリカのそれぞれの大学で、フットボールが大変盛り上がります。
ウェストバージニア州の北部にあるウェストヴァージニア大学でも同様です。
大学の校区にある大きなスタジアムでは、
大勢のフットボールファンの熱気に圧倒され、
体の芯まで響くマーチングバンドに心を潤わされて、
熱く戦うプレイヤーたちに感動するんです。
そしてゲームが終わると、
このTake me home, Country road.をスタジアムにいる全員で合唱するんです。
この話をすると、よく「本当にっ?」って言って笑われるけど、
実際にこの場にいたことのある人からすれば
ゲームの感動がフラッシュバックすると共に
スタジアム全体の一体感に心が震えます。
暑かった日差しも、このうたを歌うころには穏やかになります。
素敵でしょ?
West Virginiaは私にとってそんな特別な場所です。
そんな特別な場所で、特別な友達と出逢いました。
偶然にも実家が近かった私とその友達は、
日本に帰ってからもことあるごとに会って
お互いの近況を報告し合ったり、
そのときに考えていることを語り合ったり、
読んでる本を紹介しあったり、
美味しいものをおなかいっぱい食べたり、
遊びに出かけたりと、
大切な時間を余すことなく共有できる
一生関わっていきたいと思う大事な大事な友達です。
そんな彼女と今、カンボジアで同じ時間を過ごしています!
そして、思い出の曲であるTake me home, Country road.の
日本語の歌詞、耳をすませばを
一緒にカンボジアの子どもたちに教えています。
こんな幸せ!
この世界は「必然」で溢れている…
と感じずにはいられませんでした。
彼女がカンボジアに来て、ティスタに参加してくれて、
言語習得における“うた”の大切さを教えてくれました。
文法について話したときに、小学校4年生ぐらいでやっと理解できるのだそうです。
このぐらいの時期にやっとアウトプット学習が成立するようです。
8歳以下の子どもはとにかくインプットが大切。
どれだけたくさんインプットがあるかどうかが、
アウトプットするために必要だそうです。
そこで“うたのちから”です。
とにかくインプットのシャワーを浴びせて
意味は分かっていなくても、自然に口からフレーズが出てくること。
うたは一番それをしやすいようです。
英語の時間にもトピックに合わせてうたを歌っていて、
子どもたち、まんまと思い通りに口ずさんでくれています。
あー幸せ!笑
最近は週に一度練習しているピアニカも少しずつ上手になってきて、
楽しそうに演奏している姿が見られます。
2小節完璧にできたときの喜びようが、
マラソン42キロ完走できた瞬間のように喜ぶので、
こちらもこんな幸せを毎回くれる子どもたちに感謝してばかりです。
まだまだ始まったばかりのピアニカで、
音程や指使いもこちらが驚くようなパフォーマンスを見せてくれますが、笑
全員で合奏できる日を夢見て…続けていきましょう!
音楽のちからって素敵です。
音楽に国境なんてありません。
島国で、どこに行くにも飛行機にのらなきゃいけない日本の音楽でも、
空気に乗って(インターネットに乗って?)どこまでも飛んでいきます。
そのとき一緒にいた人や、場所や、匂いを思い起こさせてくれます。
この場所も、私にとって特別な場所になりつつあるみたいです。
そんな特別な場所で、特別な友達が、
「アンコールワット行くよりも、学校行きたかった!」
って楽しんでくれて、
「子どもに教えること、こんなに楽しいんだって気付いちゃった!」
って新しい発見をしてくれて、
「大げさかもしれないけど、人生でベスト3に入るくらい楽しく過ごしてた!」
って貴重なベスト3にティスタの1週間をランクインさせてくれて、
あーこんな幸せっ!!
ここに連れてきてくれたみんなに感謝したいし、
そんな風に思わせてくれた友達にも感謝したい。
いつも真っ先に幸せを運んできてくれる子どもたちにも感謝。
そして何よりも、反対しながらもここに来させてくれて、
今でも毎日心配してくれているお母さんとお父さんに
心の底からとびきりの感謝!ありがとう!
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