(過去の記事)
シェムリアップ観光の交通手段は、
1. トゥクトゥク
2. 自転車
3. モトドップ(バイクタクシー:あまりお勧めはしません)
だけじゃない!
最近の観光ハイシーズンで、町でよく見かけるようになったのが、これ!
“Green e-bike”
ただのバイクではないんです。
これ、電気で走るバイクです。
シェムリアップには似つかわしくない、”エコ“な乗り物!
$10/ 24H(24時間で$10)
シェムリアップの住民の間では、バイクが主要な移動手段。
ベトナムほどではないけれど、多くの人がバイクを所有しています。
だったら、観光客もレンタカー的な感じでバイクを借りて、
アンコールワット観光に行けるんじゃないか…って考えているかもしれません。
でも実は、観光客がバイクを借りることは法律で禁止されています。
観光客相手のレンタルバイクビジネスも禁止です。
警察に見つかったときにパスポートが「観光ビザ」だと、余計なお金を取られてしまいます。
※「商用ビザ」なら借りられるそうです。
※プノンペン、シアヌークビルなどはレンタルバイクがあります。
「バイクに乗って、シェムリアップの町に溶け込みたい!」
そんな観光客たちの願いを叶えたのが、
フランス人のオーナーさんが始めた電気バイクのレンタルビジネス。
この“電気で走る”ってところがポイントですね。
世界という視点で見たとき、そろそろ環境に配慮しながら社会に貢献していきましょうという流れになっていますが、
発展途上の国ではまだまだそんなことお構いなし。
今ある技術でなんとか周りの国に追いつきたいっ!
そんな気持ちが、この町にはとてもよく表れています…。
最大時速32km
推奨時速20km
一回の充電で可能な走行距離40~50km
ヘルメットとチャージャーもセットで貸してくれます。
主要な観光地周辺にはチャージする場所も設けてあり、提携先レストランは言うまでもなく、だいたいのレストランでは快くチャージさせてくれるそうです。
バイクやスクーターほど速くはないですが、
シェムリアップ郊外の自然を目に写して走るには、ほどよい速さです。
今回私は、知り合いのカンボジア人の先生について、
少し遠くにあるNGOの学校と中学校を訪問してきました。
片道だいたい1時間。
往復でも十分充電は足りました。
帰り道、真っ暗の中、降ってきそうなほどの星を少しだけ見上げながら、
無事に帰って来れました。
ゴーカートも運転できない、車の運転も下手っぴな私でも行って帰って来れたので、
これはもう誰が乗っても大丈夫!!
あの村まで電気バイクに乗ってくる人はいないみたいで、みんなが面白いものを見るような目で見てきましたが。
ペダルが付いてるので、現地の人から見ると
バイクなの?
自転車なの?
となるみたいです。
ペダルはスピードを上げるために付いています。
また、バッテリーがなくなったときにこぐこともできます。
しかし、ペダルをこぐ方がバッテリーの減りが早いそうなので、それは知っておいてください。
このバイクが、シェムリアップのエコタウン化の先駆けになるのか?!
ちなみに、このバイク、どこで作っているのかと聞いたら、
企業秘密ということでした。
残念ながらカンボジアではないそうです…。
でもおもしろい話も聞きました。
日本がシェムリアップのトゥクトゥクの電気化を計画しているとか…。
たくさんのドライバーさんにとっては、それは大変な変化だけど、
観光の町シェムリアップの環境を守っていくために、
それは必要な変化かもしれないですね。
今までシェムリアップを訪れたことがある人も、
次に訪れたときには、また違う風景が広がっているかもしれません。
ちょっと先のこの町の未来が楽しみです。
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