スタディーツアーを終えて

(過去の記事)

 

気が付けば10月。シェムリアップは変わらず常夏です。
8月9月とスタディーツアーに参加していただいた皆様、最高に学び多き夏をありがとうございます。

今回のツアー(2015年夏)は各週ごとにテーマを設けて、それに沿った活動を行いました。
音楽、日本文化、スポーツ、図画工作。
どれもカンボジアの公立の学校では十分に学ぶ時間がとれない科目です。
日本語を学ぶ子どもたちなので、日本語をベースに、参加者の方と私たちティスタメンバーで「楽しく学ぶ」を一緒に考えてできあがったツアーになりました。

参加してくれる方がつくるツアーって、他にないんじゃなかって、これだけは自信を持っています!

参加者の方々がくださった感想を読み返しながら、良かった点は思いっきり喜んで、反省点は次のステップで改善しようと考えているところです。
ここで、私の心に刺さったものを、少し紹介させてください。

 

『最初は上手に教えることが求められていると思ったけど、決してそうではなかったです。途中から、子どもたちと私が本気で向き合うことが必要なんだと思いました。(中略)自分が本気で子どもたちと向き合うことが、子どもたちのこれからの学ぶ意欲に繋がっていくのではないかと感じました。』
―私も教える上手・下手にこだわるのではなく、子どもや生徒の懐に入り込める工夫を考えながら教えようと思いました。

 

『世界を拓く子どもを育てていきたい、改めてそう思えました。』
―未来を創っていくのは子どもたち、そんな気持ちで自分の想いを次世代に繋いでいく教育のおもしろさに私も改めて気付かされました。

 

『子どもの視点からの取り組みをもっと考えて実践してみてはどうか。』
―非常に的を得たご指摘です。ここが次の最大の論点になると思います。

 

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今回がティスタ通算3回目のツアーになりました。
1年2か月前私が心配していたこと、それはツアーという形にしてしまうことで、様々な不安がありました。
・子どもたちが見世物になってしまってはいないか
・自分たちだけが楽しい自己満足なプログラムになってしまうのではないか
・受け入れてくださるカンボジア人の人たちの負担になるのではないか

しかし、3度目になって、その不安はほとんどプラスに変えられたのではないかと、少しすっきりした気持ちで終えることができました。
それは全ての人にとって「意味のあるのも」にしたいと思い続けてきた結果、スタディーツアーに関しては、自分の中では折り合いをつけることができました。

 

①参加してくださる日本人に対して
非日常の生活から、文化、宗教、教育環境の違いを強烈に感じ取ることができる
いくつかの教育機関に密着して、子どもとの仲を育みながら、授業を作っていける

②学校という活動環境を提供してくださるカンボジアの方々へ
施設の運営の手助けや活性化をもたらすことができる
不足している教師を一時的ではあるが補うことができる

③カンボジアの子どもたちにとって
新しい友達との出会いと、一緒に課題に取り組む楽しみを体感することができる
楽しみながら新しいことを学ぶことができる
習ったばかりの日本語をその場で使うことができる
(それぞれが溢れんばかりの笑顔で表現してくれました)

もっと言えば沢山のバックグラウンドを持った外国人の友達から新しい生き方のヒントがところどころに散らばっていたのではないかな、と思っています。それは、カンボジアの子どもに限らず、参加した日本人や私たちティスタメンバーにとっても、共に学び合い、お互いを尊重し合い、それぞれが課題を持って取り組むことで、新しい価値観を受け取れたのではないかと思っています。

 
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