中学生のときにテレビで見て以来、将来は発展途上国で開発に携わりたい…と漠然と考えていました。
2015年5月、初めてカンボジアのシェムリアップの地に降り立って、そこで見た目の前にあった現実を目の当たりにし、教育で世界平和を目指すために、日本から来た仲間4人で教育ボランティア事業”ティスタ”を開始。
学校という場所があり、子どもが集まってくるけれど、教える先生がいない…
だったら自分たち日本人が先生として、日本での教育で培ったスキルをカンボジアの子どもたちにシェアしよう!
大学生の頃に訪れたタイで、現地の教育現場やボランティア参加に興味はあったけど、結局その術が分からず、何もできなかった悔しい思い出を思い出し、そんな想いを持った志のある人と、カンボジアで教育の機会を失いつつある子どもたちを繋げたいという気持ちで創り上げた事業でした。
3年間で約100人もの人たちが私たちの事業に参加してくださいました。中には1日という短期間の方、中には1年間という長期間に渡り、力を貸してくれた方もいました。
かけがえのない1人1人との貴重な出逢いとともに、魂を込めた授業をカンボジアの子どもたちに届けてきました。
あの地に降り立った瞬間から、カンボジアの灼熱の太陽の下、赤土の大地を壊れかけの自転車でがむしゃらに西へ東へ北へ南へこぎ続け、昨日よりも今日、今日よりも理想的な明日を創造するために駆け抜けた日々から6年もの月日が流れました。
今、その頃には想像もしていなかったけれど、新しい家族を築き、新しい家族のメンバーを迎え入れようとしています。
おそらく全ての始まりは、カンボジアで教育に携わり、何百人もの子どもたちと関わる中で出逢った、掛けがえのないある2人の子どもが”いつか私も母になりたい”と思わせてくれたからだと思っています。
これからは産まれてくる自分の子どもに、親としてどんな生き方を見せていきたいかな、なんて考えながら、日々の記録とこれからの未来に形にしていきたいことを考えていく場所にしたいと思っています。
2019年11月