悩み多き離乳食

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6ヶ月に入る前に離乳食を始めて、2か月が経った。

初めは小さじ1から始めるということで、「こんな少ししか食べないの!」と驚きながら恐る恐るにんじんと10倍粥、麦茶から始めた。

新米ママにとっても初めての離乳食は、やってみないとなかなか実感が湧かず、離乳食なしの子育てでも十分お腹いっぱいな1日のボリュームに、さらに離乳食が加わることに、「どうやって1日が回っていくのよ…」と思っていた。

最初の一口はパパと見守ることができた。

特になんてこともなく、微妙な顔をしながらも素直に食べきってくれた。

徐々に食べられる種類を増やしていこうと、色々な野菜、うどん、パン、しらす、豆腐などを調理する。

食べてくれるのは作るモチベーションにもなる、と感じていた。

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スーパーでの買い物も、自分たちの食事に加えて、赤ちゃんの食べるものを考えるのは、面倒くさがりの自分であるにもかかわらず、楽しかった。

 

「なーんだ、離乳食、いい感じで進められている!こんなに上手くいくものなの?」

そんな不安は的中。

そろそろタンパク質も種類を増やしていきたい。お肉に挑戦するまでに白身魚から鮭とかの少し脂ののった魚も食べられるようになってくれたらいいなと、たらや鮭を与え出した途端に、今まで素直に開いていた口が、全く開かなくなってしまった。

どう頑張って機嫌をとっても、頑なに口を開けようとしない息子。

今までは10分ほどで完了していた1回の食事が、1時間粘っても終わらない。

その頃には1日2回食にもなっていて、この調子だと1日中離乳食を食べさせることに労力を注ぐことになってしまう…。

そんな日々が数日間続いた。

朝起きて1日が始まることが、億劫になってしまっていた。

「今日も離乳食がある…。」(というか毎日欠かさずにある。休日だから今日は休もう、とかいう息抜きがない。)

息子と母の戦いだった。

頑なに拒む息子と、何としてでも食べさせたい母。

比較的好きなお粥やうどんに魚を忍ばせて口へ運ぶ母。

そして大暴れする息子に母は負けるのです。

悩み始めた母は、ある日Mr. Googleに相談。

”無理矢理食べさせると、食事が嫌いになってしまうので、赤ちゃんが嫌がり始めたら離乳食はおしまいにしましょう。”

「あんなに時間かけてせっかく作った離乳食を捨てちゃうの?!もったいない!!食品ロス…。」

「お魚さんがあなたが大きく強くなるために、大切な命を分けてくれてるから、ありがたくいただこうね!」

なんて言葉は7か月の赤ちゃんには届く気配はない。

 

そこで、母と息子、朗らかな日々を送るために、やり方を変更。

ひとまず食べられるしらすに徹し、短時間で済ませられるように食材を組み合わせて、お皿の数を減らす。

魚はあっさりとした鯛ぐらいまでにしておいて、たんぱく質は豆類や豆腐類で補う作戦。

それから2週間ほど経った今、食事の時間はあまり好きではなさそうだけど、だいたい毎日、何とか1日2回の離乳食をこなせるようになった。

子育ては焦らずにね。

扱っているのは人間という、自分とは別の個体。

赤ちゃんにも立派な意思があることを忘れないで。

成長すれば、母乳もミルクもなし。

嫌でも自分で食べていかないといけなくなる。

赤ちゃんの気分もあるから、こちらも無理せず、気長にゆっくり進めていこう。

最近は卵黄を少しずつ食べるようになり、アレルギーはないのかな、と確認しているところ。

アレルギーもなく、好き嫌いもなく、食べられることが親としては一番嬉しいけど、

まだ今は一喜一憂せずに、ゆっくり見守っていこう。

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