未知なるパワー、偉大なる存在|赤ちゃんの持つ目に見えない大きな力に元気をもらう毎日

赤ちゃんを授かることについて、実際に授かることができるのならば、男の子でも女の子でもどちらでもこの上なく嬉しいと私は思っている。

多分それは、”自分には赤ちゃんができないのではないか”という不安な時期が、多少なりともあったからなのかもしれない。

”男の子”と分かったときは、嬉しかったし、主人もキャッチボールができる相棒ができる!みたいな感覚で喜んでいた。

実の母親に男の子と告げたときにがっかりされたことは、とても傷ついたし、生涯忘れないと思う。今でも思い出すと悲しくなる。それだけ繊細な問題なのだ。将来、自分の子どもには絶対にこんな思いをさせないようにしようと思った。

仲良し親子を見ると、女の子と友だちみたいな親子には憧れるけど、自分がそれとは正反対の親子関係だったこともあって、友だち親子には現実味が湧かない。だから自分の子が男の子と聞いたときは、嬉しいと同時に安心した。

一般的に男の子はよく泣くから大変で、女の子はよく寝てくれるから子育ては少し楽なのだそうだ。

実際はどうなのかというと、”人それぞれ個性がある”が正解たと思う。

私の息子はそれはそれはもう”よく寝る”赤ちゃんだ。

出産後の1週間の入院生活では、出産翌日から母子同室の3時間おきの授乳。なかなか起きない息子を無理やり起こして授乳するのは本当に大変だった。周りのお母さんたちはさっさと授乳を済ませて自分の病室に帰っていく中、自分だけが赤ちゃんを起こすことに苦労して、授乳することに苦労して…そんな気分。

助産師さんにも面会に来てくれる人にも、見るたびに寝ている息子を見て「また寝てる。たまには起きた顔が見てみたいな。」と言われるほど。

それでもちゃんとおなかがすけば夜中でも泣いて起こしてくれる。どれだけ辛くても疲れていても、丸ごと可愛いその存在に心から癒されて、また四苦八苦して授乳してを繰り返すことができる。

赤ちゃんというのは自分で何もできない。生活の全てを他人に委ねなければいけない。それなのに全てをやってあげたいと思わせるパワーを持っている。

何にもできないのに周りの全ての人を笑顔にする。幸せにする。

赤ちゃんとはなんて偉大な存在!

日々そう感じずにはいられない。

やっぱり、出産というあんな人生最大の痛みを経験してでも、また人が誕生し続け、人類が増え続けるのは、この偉大なパワーのお陰なんだと思う。

男の子にも女の子にも、今日も元気で一生懸命生きていてくれることに、毎日の成長にワクワクさせてくれることに、心から感謝!

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