里帰り出産は正解なのか|楽しい育児を目指して

妊娠が分かったとき、今の自分の家がある東京で産むと決めた。

その理由は、赤ちゃんのパパとなる主人が近くにいることが大切だと考えていたから。

病院の看護師さんからも、一番大変な妊婦さんが里帰りに行って帰ってと2度も引越しをするのは大変だし、東京という一番医療が充実している環境にいながら、わざわざ地方の病院を選ぶ必要はないと言われたから。

私はその意見は最もだと思った。

色々なことを考えて、病院も検討した結果として自分で決めたことを、両親にも報告した。

ところがそんなに一筋縄ではいかなかった。

数週間後、実家の母から「やっぱり実家に帰って産んでほしい。」と言われた。

もう分娩もお願いして、日々の妊婦健診に行っていたので、変更することに抵抗があったし、居心地の良い今の家を離れて1か月以上も実家にいることが息苦しく感じた。

結局母に押し切られる形で里帰りという方法に変更することになった。

実家に長くいることを考えると何度も悲しくなったけど、時間は待ってはくれなくて、あっという間に里帰りの日を迎えた。

私の地元には選べるほど病院がないため、分娩をするその病院では出産予定日の1か月半前には里帰りしている必要があったため、「こんなに早く帰るのか…」と思いながら、大きなキャリーバッグとともに帰省。

でも後から考えてみると1か月前ではもういつ産まれてもおかしくない正期産にあたるため、その時期の長距離移動は控えた方がよいということを知った。

赤ちゃんが産まれるまでのプレママ期間は、それまでの生活に比べるととても長く、割とゆったりしていたと思う。毎日1時間ぐらい歩いたり、図書館へ行ったり。

結局産後1か月半ほど実家にいたため、合計で3か月弱ほど帰省していたことになる。

とっても長かった。

その間、何度も家と私の実家を往復してくれた主人には心から感謝している。いつも申し訳ない気持ちがしていた。

里帰りのメリットとしては『産後に、家族、特に実母に家事や育児を助けてもらえる』こと。

でもある程度育児のやり方が分かってきて自分で上手く回していけるようになったら、なるべく早く元の生活に戻った方が良いと思う。

私の場合は、手伝おうとしてくれる母が赤ちゃんを私の腕から取り上げるたびに、「あなたにはできないのだから、私に貸しなさい。」と言われているような気分になって一人で泣くことになったから。

赤ちゃんが泣いて、「母乳が足りてないんじゃない?」と何気なく言われるだけで、あんなにも号泣することになったのだから。

子育ての責任は親である自分が一番背負っているものだから、早い段階で自分のやり方を確立して、毎日試行錯誤しながらも、日々『育児を楽しむこと』を目指して日常を過ごすことが大切だと思う。

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