ぐりとぐら しあわせの本展|立川のPlay!Museum

絵本

ずっと気になっていた、立川にある”Play! Museum”に行ってきました。

年間展示として”ぐりとぐら しあわせの本展”が開催中です!

大きな複合施設”GREEN SPRINGS”と呼ばれる場所に、美術館だけでなく、シアターやレストラン、雑貨店などのおしゃれなお店がたくさん入っていました。

今回は美術館のみの滞在でしたが、子どもが遊べる”Play! Park”の方にもそのうち行ってみたいと思っています。(2歳を超えてからの方が、楽しめるのかな?”Museum”のチケットで¥200ほどの割引がありました。)

世代を超えて愛され続けている絵本「ぐりとぐら」

「ぐりとぐら」は保育士をしていた中川李枝子さんがフランスの絵本からアイデアをもらってつくったお話に、実の妹である山脇百合子さん(最初の絵本である「ぐりとぐら」を描いた際は、大村百合子さん)がイラストを描いた作品です。

ぼくらの なまえは ぐりと ぐら 

このよで いちばん すきなのは

おりょうりすること たべること

ぐり ぐら ぐり ぐら

「ぐりとぐら」

何種類ものお話がありますが、どのお話もお料理と食べることが大好きな野ねずみのぐりとぐらが、森の動物たちにお料理を振舞います。

子どもなら、ぐりとぐらの作った美味しそうなお料理の一つひとつに憧れるのだと思います。

小さな子どもが思い切り楽しめる「ぐりとぐら」の世界

“Play! Museum”のチケットはは現在事前予約が必要で、当日空いていれば当日券でも入場可能なようです。

入場時間が分かれていて、その時間に入場すれば、いつまでも中に入られます。

一度出てしまうと、再入場は不可能です。

同時開催中の企画展示”ミッフィー展”も同じ施設で開催されているため、同じチケットで入ることができました。

“ぐりとぐら しあわせの本展”は原画などの展示はありません。

「ぐりとぐら」の絵本の一場面を切り取った大きな展示で、自分たちがぐりとぐらや森の仲間になって、絵本の世界に入っていきます。

大きなたまごがあると思ったら、その先には大きなたまごで作った大きなカステラが!

ぐりとぐらや森の仲間たちが、美味しそうにカステラを頬張っているのですが、なんとその裏がすべり台になっているのです!

息子(1歳9か月)は大興奮でした。

何十回すべったか分かりません。

子どもと一緒だと、大人も気兼ねなくすべり台をすべることができます!

この展示をデザインしたのは、スタジオジブリで10年間働いていた方だそうです。

「この展示の中で走ったりさわったりして、何か見つけて楽しかったな、という記憶をひとつでも持ち帰ってくれたら嬉しい。」

そのように考えてデザインされた気持ちが伝わってくるように、本当に森の中を野ねずみの目線で、木の実や松ぼっくりが落ちているのに出会ったり、雪についた誰かの大きな足あとを見つけたりと、馴染みのあるような風景なんだけど、でもやっぱりそれとは違う視点や触り心地、空気が包み混んでいる空間です。

きっと子どもの記憶のどこかに残ることでしょう。

それにこれは、幼い頃に「ぐりとぐら」に親しんで、大きなカステラに憧れた現在の大人の心に優しさや温もりを思い起こさせてくれる空間でもありました。

「ぐりとぐら」のシリーズには全て英語バージョンがある!

この展示を見てから、わが家では本格的に「ぐりとぐら」の絵本を読み聞かせるようになりました。

美術館のショップで買った「ぐりとぐらとすみれちゃん」が今の息子のお気に入りです。

かぼちゃを育てようと言うぐりとぐらの家に思いがけないお客様が訪れます。

大きなかぼちゃをリュックサックに入れてやってきたのがすみれちゃんです。

「ぐりとぐら」のシリーズは図書館の英語絵本のコーナーに必ずと言っていいほど、英語バージョンが置いてあります。

「ぐりとぐらとすみれちゃん」には、英語ではなんと言うのだろうかと、困ってしまいそうな言葉や表現が多く使われています。

それが日本語の面白さであり、絵本を読むからこそ出会える言葉だと思います。

そこで、英語バージョンを見つけたので、比べて見ました。

例えば、「ぐりとぐらとすみれちゃん」の中で、一番私が「なんだそれ?」と思ったのが、

“かぼちゃのぺちゃぺちゃに、ぺたぺたやき”

これが訳者さんの手にかかると、

“squash souffles and squash fritters”

「なーるほど!」

英語に翻訳する際に、たいそう悩まれたのではないかなと思い、そんなことを考えられるのも、面白いなと思いました。

Play!Museumの年間展示「ぐりとぐら」、企画展示「ミッフィー」

“ぐりとぐら しあわせの本展”と同時開催はオランダのディック・ブルーナの”ミッフィー展”です。

こちらは原画がたくさん見られます。

色の付け方や、どのような経緯で日本語版が出版されたか、ブルーナさんと日本の繋がり等、じっくり見ることができます。

オランダのユトレヒトでミッフィーちゃんは生まれたようです。

ユトレヒト、行ってみたくなりました。

ところどころにある、子どもの目線の扉が楽しい仕掛けです。

扉を開けると、それぞれ様々なキャラクターたちが顔を出します。

“ぐりとぐら展”はまだしばらくやっているので、もう一度行きたいなと考えています。

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