赤ちゃんを寝かしつける本があることは、妊娠中に知っていたけれど、そんな本をいつ読むんだろうなと思っていた。
赤ちゃんが自分で寝られるようになるための訓練を、”ねんねトレーニング(ねんトレ)”ということを知ったのは、息子が産まれてしばらくしてからだったと思う。
寝るためにトレーニングをするなんて、不思議な気がするけど、確かに赤ちゃんは眠いときに泣いたりする。眠いなら寝ればいいのにと思うのだけど。
8か月の息子は、授乳しながら寝ることが90%。最初の2か月ぐらいは、子守唄を歌ったり、抱っこしたり、絵本を読んだり、おしゃべりしたり、色々やって寝かしつけをしていたけど、結局授乳が一番楽で速く寝てくれるから、楽な方法へと流されてしまった。
しかし、ねんねトレーニングの観点から言うと、布団の上で、自力で寝る力をつけることを身に付けさせなければいけないということ。
通常、ねんねトレーニングは夜泣きがひどくて辛いと思うママやパパが実践するみたいだけど、うちの場合、一度寝ればそれなりに長時間は寝てくれる。朝起きるまでに1 〜2度は起きるけど、授乳すれば落ち着いて寝てくれることがほどんど。
もちろん全然寝なくて困る日もあるけど、そういうときは、「ああこれが子育ての大変さなんだなあ。」としみじみ感じる。
余裕があるわけではないし、わんぱくな息子に大変だなと思うこともあるけど、子育てのハードルを上げに上げておいたお陰なのか、だいたいの大変さは上手く受け入れて、自分が母になったことを実感する瞬間でもある。
そんな我が家だけど、偶然図書館でねんねトレーニングの本を見つけたので、借りて読んでみることにした。
”0歳でも、1歳からでも大丈夫!赤ちゃんが夜早く、長く眠る かんたん⭐︎ねんねトレーニングBOOK”
ねんねトレーニングには
①なるべく泣かせない、ゆるゆるねんトレ
②最短2日でできる、スピードねんトレ
と家庭の状況によって選ぶことができる。
うちの場合、少し聞いた情報でスピードねんトレをやったことが一度だけあるけど、完全に失敗しているので、ゆるゆるやっていく方がいいなと思った。
7か月ぐらいのときに、一度寝てもすぐに起きてしまう状態が続いていた頃、それまでは泣いたら息子のところへとんでいき、抱っこして寝かしつけのやり直しとかしていたけど、泣いてもかまっちゃいけないと言われた言葉を真に受けて、泣き叫ぶ息子をほおっておいたことがある。
あまりにも泣き叫ぶので、私の心が折れて、見に行ってみるとベッドにつかまり立ちをしてこっちに向かって口の周りを血まみれにして早く抱っこしろと訴えていた。
血にびっくりして、翌日朝イチで歯医者さんへ連れて行ったら、ベッドの中で転んだ拍子か何かで、口の中を切っていたようだ。
夫の方がこの一連の出来事にびっくりしていて、それ以来二度とこのスピードねんトレはしないと誓い合った。
ということで、やるならゆるゆるとなんだけど…
それはそれはもう、ゆる〜くゆる〜〜くやっています。
もうこれはねんトレをしているのかしていないのか分からないくらい。
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